2013年12月24日

【新聞記事】幽霊、意外と存在感


朝日新聞です。



幽霊、意外と存在感 「心のケアに」研究進む - ニュース - アピタル(医療・健康)

「亡くなった知人が幽霊で出た」「先に逝った家族がお迎えに来た」――。医学的に幻覚と退けられがちだった「心霊現象」を、心のケアにいかすための研究が進む。こうした話に宗教者らが耳を傾け、不安を和らげる効果が期待されている。

東北大(仙台市)の高橋原准教授らのグループは7月、宮城県内の寺院や神社、教会など約1400の宗教施設にアンケートを配った。犠牲者の多い東日本大震災の被災地では、幽霊やお化けの目撃談が頻繁に聞かれる。僧侶や神職らに、どのくらい体験が寄せられ、どう対応しているかを調べるのが目的だ。

うわさ話でなく、「霊的」あるいは「不思議」な現象を体験した人に会った、と答えた宗教者は、回収した276人のうち69人だった。「思った以上に多い」と高橋さん。

家族や知り合いを亡くした人だけでなく、犠牲者の多かった場所で不思議な光景を見聞きし、ショックを受けるケースも目立った。高橋さんは「医者に行くと、眠れないなら薬を出しましょう、となることが多い。まずは話を聞き、安心感を与えるのは、宗教者の役割でしょう」と話す。

在宅のホスピスケアを進める医療法人爽秋会(宮城県名取市)は研究者と連携して2001年から、患者のあの世からの「お迎え体験」の調査を続ける。11年は、患者の家族575人に聞いた。他人に見えない存在や風景について患者が語るような経験があったか、という問いに、約4割が「経験した」と回答した。


東日本大震災からしばらく経った頃(半年後くらいでしょうか)から、被災地でそうした体験をしている人が少なくない、という話題がメディアに登場するようになりました。現地で取材をしていると、直接・間接にそうした話を耳にしたでしょうから、無視するというわけにもいかなくなったでしょうね。そしてまた、こうした話題が取り上げられるようになってきていること自体、死との向き合い方が変わりつつある証拠のように思えます。

「お迎え」は、死が近づいた人が必ず体験するというわけでもないでしょう。けれども、そうしたことがあり得るというのを前もって覚悟しておけば、実際に体験した時の受けとめ方が違ってくるのではないでしょうか。恐らく、予期・覚悟のようなものがあった方が、きちんと受け止められることと思います。

「終活」が取り沙汰されたここ数年ですが、来年あたりからは、もっと精神性の深い部分で死と向き合っていく、そんな動きが育っていくことを期待したいものです。「死のリアル」に肉薄するというか。心霊現象も、その一つのとっかかりとなるのではないでしょうか。

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