2013年12月18日

【ニュース】尊厳死法制化を目指す動き


来年の通常国会に法案を提出するのを目指しているようです。



時事ドットコム:尊厳死法制化へ動き=超党派議連、通常国会目指す

末期がんなどに侵され、回復の見込みがない患者の意思により延命措置を施さない「尊厳死」を法制化しようと、与野党の有志が動きだしている。来年の通常国会への関連法案提出を目指しており、これを受けて自民党は党内議論を開始した。ただ、法制化には慎重論も根強く、提出にこぎ着けられるかは不透明だ。

活動しているのは自民、公明、民主、日本維新の会、みんな5党などの有志でつくる「尊厳死法制化を考える議員連盟」(会長・増子輝彦民主党参院議員)。「延命治療を望まない患者が、尊厳を保ちながら死を迎えられるようにすべきだ」との声を受けたものだ。

厚生労働省によると、現状では、患者の意思を受けて医師が延命治療を施さずに死に至った場合、「殺人罪に問われるケースもある」という。

このため議連が既にまとめた法案は、患者が書面などで意思表示していることを条件に、回復の可能性がなく死期が間近だと2人以上の医師が判断し、延命措置を開始しないか中止した場合、医師は刑事、民事、行政上の責任を免れると定めた。対象は15歳以上の患者に限定し、意思表示の撤回はいつでも可能とした。


事柄の性質上、党議拘束がかけられることはないでしょう。ただ尊厳死そのものへの賛成・反対に加え、法制化することについてもいろんな意見があります。法案が提出されるかどうかも、まだ不透明な状況と言っていいでしょう。

もし提出される運びとなったら、しっかり議論し、そして国民にそれを公開し、その上で確実に通してもらいたいものです。もし廃案や否決なんてことになったら、尊厳死をめぐる議論はしばらく停滞するでしょうから。ましてや一部の国で話題になっている安楽死のことなど、遠い将来まで語れなくなってしまいますよ。

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