2014年02月07日

【書籍】終活難民: あなたは誰に送ってもらえますか


今のところ、私が気付いた中ではこの分野で今月一番の「注目作」です。




17日発売。


内容紹介
単身者はどんどん増え、2050年には4割に達する。介護も問題だが、誰かに看取ってもらえるのかも大きな問題だ。安心して最期を迎えられる社会はどうすれば可能か。その仕組みを提案する。

未婚者や子のない夫婦が増え、「死ぬ時に身寄りがない」という人は確実に増えていきます。すでに「無縁社会」といった言葉で語られていますが、それがたかだか数パーセントというのと、人口の3割4割がそうなるというのでは、社会的なインパクトが違ってくるのではないでしょうか。

個人的には「終活」という言葉も「難民」という言葉も気に食わないですが、問題意識そのものには、大いに関心を惹かれます。恐らくあと20年ほどすれば、この種のテーマについておびただしい言説、そして民間の有料サービスが登場するのではないでしょうか。

個々人での対処法は、

  • 金を払ってサービスを買う
  • 互助的なグループに参画する、あるいは自ら立ち上げる
  • 特に何もしない

あたりに分かれるかと思います。一番最後の人たちはどうしようもないですが、一番目と二番目の割合がどうなるかは、日本社会にとって結構大きな「分かれ道」だと考えます。

ところで、先月にはこんな本も出ました。「難民」という言い方、あまり流行らないでほしいんですが・・・。



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