2011年02月08日
【ニュース】がん患者会のネットワークが発足
「ニュース」なんですが、昨年末に発足、1月に記者会見やったりしているようです。
なので、新鮮なニュースではありません。。。
がん政策 団結し提言 患者会ネット発足 - MSN産経ニュース
がんの患者会5団体が昨年末、部位や活動地域の違いを超え、がん患者が抱える共通の問題に取り組むためのネットワーク「J-CAN(ジャパン・キャンサー・アクション・ネットワーク)」を発足させた。
当面は(1)患者が必要とする薬を国内に早期導入し、公的保険を適用すること(2)患者への相談支援体制の充実(3)緩和ケアやがん研究の推進(4)患者の経済的負担の軽減-を実現するため、国のがん政策に対して提言を行っていく予定だ。
参加したのは、悪性リンパ腫、卵巣がん、膵臓(すいぞう)がんの部位別患者会と、愛媛、鹿児島で地域のがん患者のサポートをしている団体。これまでも国のがん対策推進協議会で患者の視点から発言したり、子宮頸(けい)がん予防ワクチンの公費助成を求めたりして、それぞれ独自に活動してきた。
卵巣がん患者会代表の片木美穂さんは、海外で普及している薬の国内導入が遅れるドラッグ・ラグ解消を政治家に訴えても「『困っているのは卵巣がんの人だけ』と受け取られることも多かった」と振り返り、「ネットワークを組むことで、がん患者共通の問題があることを認知してもらえるのではないか」と期待をかけている。
最初の活動として1月、海外で普及している薬や薬の使い方を日本でも早く認め、柔軟に公的保険を適用する取り組みを進めてほしいとの要望書を厚生労働省に提出した。このときの記者会見で、悪性リンパ腫の患者会理事長を務める天野慎介さんは「海外にも疾病を超えたネットワークは数多くあり、必要なものだと思っていた。5団体で結果を出していきたい」と語った。
団結することで社会的なパワーを獲得する。大切なことではないでしょうか。がんを専門とする医療関係者とも連携すると、なお効果的なのではないかと思います。
ただ要望のうち「(4)患者の経済的負担の軽減」は、少し引っかかりますねぇ。病気はがんだけじゃないですから、限られた資源(端的にはお金)の中でがんだけ優遇するわけにはいかないでしょう。また、何でもかんでも政府におねだりするというのも、どうかと思います。
なおこの「J-CAN」については、下記でも報じられています。
適応外薬の保険適用推進を 厚労相などに要望書 がん患者団体有志 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline