2011年08月24日

【週刊誌】医師が「余命」を短かめに告知する理由


がんの告知はもはや「常識」となりつつあります。



そんな中、余命の告知にはいろいろ問題がある、というお話。

NEWSポストセブン|医師が「余命」を短かめに告知する理由名医の評判得たいから

 がん患者を多く抱える大病院の看護師がいう。

「若い医師、特に研修医に多いのですが、初対面に近い患者さんに“もう手の施しようがない”“余命は3か月です”なんて乱暴な告知をしてしまう。患者さんの立場になってみれば“がんです”と知らされただけでもパニックになってしまうのに、突然余命を告げられることは耐え難い苦痛です。面談室の患者さんの号泣が廊下にまで響いていたこともありました」

 唐突ながん告知は、患者にとって時に「死の宣告」に等しいものとなる。告知によってうつ状態に陥る患者の報告例も少なくない。

 特に注意しなければならないのは、がんか否かを伝える「罹患の告知」よりも、「もってあと半年」「あと1年」というような「余命告知」である。これには専門医にも異論や疑問が多い。

「実際のところ、専門医でも正確な余命はほとんどわかりません。寿命が限られてきて“あと1か月、もって2か月”となればともかく、半年、1年、2年などという余命はまず見極められない。がんの種類や進行度からわかる一般的な生存率などは伝えますが、私は積極的な余命告知はしていません」(ある専門医)

 専門医でも予測が難しいにもかかわらず、告知が横行してしまうのはなぜなのか。

 ある医療ジャーナリストが解説する。

「たとえば、“余命1年”と宣告して3か月や半年で亡くなったということになれば、遺族から“医療ミスではないか”と訴えられる可能性もある。逆に“余命3か月”と短くいっておけば、1年、2年と永らえた時には“延命した名医”となる。

 医師にとっては短い余命を告知したほうが都合がいいわけです。余命告知は患者やその家族の要望で行なわれることも多いのですが、メリットは少ないと考えたほうがいい」



  • そもそも専門医でも余命を当てるのは不可能

  • 医師には短めにいう傾向がある



ということは、誰しも知っておくべきでしょうね。

そして医師に余命の宣告を求めるのはできれば控え、仮に訊くとしても参考程度、最悪の場合、と思っておいた方が良さそうです。


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