2011年09月21日

【新聞記事】「敬老の日」、写真(≒遺影)の話題が目に付きました


年中行事や祝日などになると、新聞やテレビはいろんな切り口で話題を提供します。



この敬老の日(今年の9月第3月曜は、19日でした)は、写真の話題が目に付きました。

まずは、遺影の撮影に取り組み始めた福井の写真館。

お別れは最高の表情で : 福井 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

越前市粟田部町のカメラマン畑勝浩さん(46)が、生前にお気に入りの写真を撮っておき、亡くなった後に遺影として使ってもらう活動を始めた。葬儀の参列者が、故人の人柄がにじみ出た写真を眺めながら、思い出を語ったり、別れを告げたりできるようにするためで、畑さんは「思わず話しかけてしまうような、最高の1枚を準備したい」と話している。


次の2つは、ともに朝日新聞の地域版です。

asahi.com:おじいちゃん おばあちゃん いきいき-マイタウン佐賀

嬉野市嬉野町温泉1区の古川写真館では、70歳以上の人にポートレートをプレゼントする無料撮影会があった。話をしながら、気持ちも表情もリラックス。館主の古川嘉彦さん(56)とアシスタントの妻澄枝さん(54)が朝から、スタジオを訪れた一人ひとりを丁寧に撮影した。

 撮ってもらった温泉3区の峯英祐さん(79)は旅館などを相手に食料品店を長年営み、今は退職後に始めた書道の講師を務める。「子や孫の写真はあるが、戦争もあり、自分の写真を持っていなかった。プロは気持ちを乗せるのがうまい」と満足そうだった。

 企画は2006年に始まった。葬儀の際、きれいに撮れていない写真を使わざるを得ない人がいると知ったのがきっかけだった。古川さんは「写真を渡すと毎回、喜んでもらえる。携帯でも写真が撮られる時代だからこそ、写真文化の良さをアピールする機会になれば」と話した。


asahi.com:77歳以上の肖像写真 無料撮影 横須賀-マイタウン神奈川

 敬老の日の19日、横須賀市東逸見町1丁目の高橋写真館で、77歳(喜寿)以上の約30人が無料で肖像写真の撮影をしてもらった。写真館70周年を迎えた店主でプロ写真家の高橋亜彌子さん(68)が「いい笑顔じゃないの」と一人ひとりに話しかけながら撮り続けた=写真。

 無料撮影を決めたのは今月初頭。近くに住む88歳の女性が来店し、「膵臓(すいぞう)ガンになった。葬式に来た人がニコニコできるような遺影を撮りたい」と笑顔で話したのがきっかけだ。70周年にちなんで地域にお礼がしたいと考えていた高橋さんは、敬老の日前後の18~23日に撮影することにした。


写真館の無料撮影イベントの話題は、他にも。

無料で思い出パチリ、写真館がお年寄りに写真をプレゼント/横須賀:ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
笑顔で無料記念撮影 : 佐賀 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
長寿の笑顔 無料で撮影 鹿児島のスタジオ : 南日本新聞エリアニュース

一昔前には、テレビなどで芸能人の葬儀の模様が映った時、笑顔の遺影に衝撃を受けた人は少なくなかったことでしょう。今はもう当たり前、自然なことになりつつありますね。生前準備に取り組むなら、「遺影に使う写真を撮る(または、選んでおく)」という項目をぜひ入れておきたいものです。

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