2011年09月13日
【新聞記事】「見守りサービス」、約120億円の市場規模
矢野経済研究所の調査について、朝日新聞が報じています。
asahi.com(朝日新聞社):「見守りサービス」、約120億円の市場規模 生活支援分野で矢野経済研が調査 - 住宅新報社ニュース - 住まい
矢野経済研究所の調査によると、高齢者の在宅状況・安否情報を中心とした「見守りサービス」の2010年の市場規模は、利用者の金額ベースで118億900万円だった。昨今ではホームセキュリティーの一環として、子供など生活者全般やペット、家財道具などにまでサービスの範囲が広がっている。高齢化の進展や単身者世帯の増加で市場は拡大傾向にあり、11年は119億2800万円になると予想している。
矢野経済研究所のページ(調査結果サマリー)は、こちらです。
住まいと生活支援サービスに関する調査結果 2011 - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
2010年の見守りサービス市場規模は118億900万円、ホームセキュリティの一環として対象範囲広がる
2010年の見守りサービス市場は、利用者の金額ベースで118億900万円であった。同市場は、高齢化の進展や単身者世帯の増加を受けて拡大傾向にある。当初はセンサーなどの機器を用いて高齢者の在宅状況などを遠隔操作で確認するものであった。昨今ではホームセキュリティの一環として、対象範囲も高齢者のみならず、子供など生活者全般やペット、家財道具などにまで広げ、サービスを提供する事業者も見受けられる。また、通信ネットワークを利用したサービスであるため、警備会社のみならず、それら機器のメーカーや通信事業者からの参入もある。
高齢者の数が増えているので、市場が拡大するのは当然ですね。でも、必要性がありながらまだこうしたサービスを利用していない人も、それなりにいることでしょう。まだまだ浸透度を高めることはできるはずです。競争や技術革新により、単価は下がるかもしれませんが。
なお「見守り」については、ビジネス機会であると同時に、地域のつながりを取り戻したり新たにつくりだすきっかけにもなり得ると考えます。当ブログでは、そうした視点の記事も積極的に発掘していきたいと思っています。