2011年12月16日

【ニュース】独協医大が献体者を埋葬するため、学内に墓地を建設


大学内の墓地新設というのは、全国初だそうです。



独協医大が学内に墓地建設 献体者を埋葬 |下野新聞「SOON」

 献体後に遺骨の返還を希望しない献体登録者や遺族らのために、獨協医大は13日までに大学構内に墓地を新設した。家族関係の希薄化や葬儀費用などの事情から遺体・遺骨の引き受けを目的に献体を申し込む問題が全国的に起きる中、献体から埋葬まで大学内で完結させる異例の取り組みとなる。同医大献体事務室は「医療への貢献という趣旨を理解していただいた方に対する埋葬方法の一つの提案」と説明している。大学内に墓地を新設するのは全国でも初めてとみられる。

 同事務室などによると、解剖実習で献体を受け付けている大学では遺骨を遺族に返還しない場合、骨壺を一時的に安置する納骨堂に収めるのが一般的。一部の大学では戦前からの慣習で墓地も残っているとされるが、獨協医大は既存の納骨堂のスペースの問題もあり、2010年11月に壬生町から墓地の新設許可を得た。


独協医大への献体申し出が、他の医大・医学部と比べて多いのか少ないのかは、わかりません。「墓地付き」ということに惹かれて、今まで以上に献体の申し出があるのかどうか、興味をそそられるところではありますね。

個人的には、献体ということに関係なく、大学のキャンパス内に墓地(や納骨堂)を設けることがあっても良いのではないかと思っています。一定の寄付を条件に、遺骨の一部をお引き受けします、と言えば、大学の教職員OB・OGはもとより卒業生の中にも、「キャンパスで眠りたい」という人は結構いるのではないでしょうか。

特に本件のように医大や医学部・看護学部なんかなら、学びの場に「お墓」があるというのは、学生にとっての教育的効果も見込めると思います。

ところで献体そのものについては、一年前にこんな記事を紹介しました。

【新聞記事】増える「献体」希望者 | 遺言ニュース(2010-08-01)

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p-4195264 at 07:38│Comments(0)TrackBack(0)ニュース記事 

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