2012年07月14日

【新聞記事】死後の身支度 家族とともに


読売新聞がエンゼルケアについての記事を載せています。



エンゼルケア・死後の身支度 家族とともに : こころ元気塾 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

看護師だけで行ってきた亡くなった人の死に化粧(死後の身支度)に、家族に関わってもらう病院が増えている。遺体に触れる死に化粧の時間を家族の悲しみを癒やす機会ととらえ直す試みだ。

・・・

看護支援室長の名波まり子さんは「遺体に触れる機会がめったにないためか、『ご一緒にいかがですか』と誘っても、遠慮する家族もいます」と話す。しかし、病室内で着替えや化粧の様子を見守るうちに、徐々に参加することも少なくないという。

死に化粧をすることで、家族はどんな気持ちを抱くのか。名波さんは、祖母をみとった女子大学生から受け取った手紙を紹介する。

「『最後に着替えやシャンプー、化粧をさせてもらいました。きれいで安らかになった表情、触れた頬の冷たさ、化粧品の香りが今でも私の五感に残っています。つらいけれど、祖母の死を受け入れられました』という感謝の気持ちが記されていました」(名波さん)


グリーフワークの一助になるのは確かでしょうね。「押しつけ」は逆効果でしょうが、遺族の抵抗感は慣れの問題が大きいでしょうから、一般化すれば自然に参加できる遺族が増えていくのではないでしょうか。

今後は自宅での看取りが増えていくと思われます。そうすると、そこでは看護師など医療職よりも葬祭業者が「サポーター」になっていくことでしょう。映画「おくりびと」の世界ですね。


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