2012年10月26日

【映画】終の信託(ついのしんたく)


この秋の話題作の一つです。そして「問題作」。



「おくりびと」同様、多くの賞を受賞し、多くの人が観賞し、そしていろんなことが語られる映画となるでしょう。10月27日公開です。

終の信託 : 作品情報 - 映画.com

「Shall we ダンス?」「それでもボクはやってない」の周防正行監督が、現役弁護士・朔立木の小説「終(つい)の信託」を自ら脚本化し、終末医療を題材に描くヒューマンドラマ。

不倫関係にあった同僚の高井から捨てられ、失意のどん底にいた医師の折井綾乃は、重度のぜん息で入退院を繰り返す患者の江木秦三の優しさに触れ、次第に心の傷が癒されていく。綾乃と秦三は医師と患者という関係を超えて強い絆で結ばれていくが、秦三の病状は悪化し、心肺停止状態に陥ってしまう。自らの死期を悟っていた秦三に、「もしもの時は早く楽にしてほしい」と頼まれていた綾乃は、ある決断を下すが……。

草刈民代と役所広司が「Shall we ダンス?」以来16年ぶりに共演。


オフィシャルサイトは、こちら。「医療か?殺人か?」の文字が目を引きます。

http://www.tsuino-shintaku.jp/

映画『終の信託』(10月27日公開)公式サイト 草刈民代×役所広司×大沢たかお共演 周防正行監督最新作

すでに多くのメディアで紹介されていますが、ここでは読売のサイトから以下の記事を。医療に関連した映画を紹介する連載記事です。

終末医療がテーマの「愛」の物語~「終の信託」 : 山口デスクの「ヨミドク映画館」 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

う~ん、私が医療担当記者だから、つい「医療行為として是か非か」を中心に考えてしまうのかもしれません。

冒頭で、後味すっきりの映画じゃないと書きましたが、そもそも終末医療という重いテーマで後味がいいわけがありません。クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年/アメリカ)も後味が悪かった。このテーマで誠実に作ろうとすればするほど、後味のいい映画にはできないと思います。

でも、上映の2時間24分の間、しっかりと映画の世界に引き込まれたのは確か。チラシに「周防正行がたどり着いたのは、愛と死を超える魂の慟哭(どうこく)。」とありますが、登場人物たちの「魂の慟哭」はたしかに重く伝わってきます。


当然ですが、面白い、楽しい映画ではなさそうです。上映時間も144分ですので、長い方の部類でしょう。映画が「答え」をくれるわけではないので、あれこれ考える材料になりそうです。この映画をきっかけに終末期医療の意思表示の問題や、患者と医師のコミュニケーション・信頼関係についてメディアが企画を立ててくれると良いですね。

なお、別サイトで「終の信託」についての情報をまとめています。よろしければ、こちらもご覧ください。

映画「終の信託」を観る人・観た人のために - NAVER まとめ
デイリー「終の信託」ニュース - NAVER まとめ



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