2012年10月16日

【ブログ記事】早くきちんと本人に伝えないと


「さとなお」こと佐藤尚之さんのブログです。



丸谷才一氏の訃報を受けての思い。丸谷氏のことはさておき、主旨に共感する人は多いのではないでしょうか。

www.さとなお.com(さなメモ): 早くきちんと本人に伝えないと、と、ボクは焦る

丸谷才一さんがなくなった。
ボクの中では山本夏彦さんがなくなったときと同じような喪失感である。

・・

こうして「なくしたらイヤな人」を次々と思い浮かべていたら、日曜の夕方の寂寥感が強烈に増したのでもうやめるけど(笑)、でも、とにかくボクたちは大切な「光」を必ずなくし続けていく。

彼らの存在がどれだけ前を向く勇気になっているか、早くきちんと本人に伝えないと、と、ボクは焦る。

なぜなら、意外と本人には伝わっていないからだ。




親、妻・夫、恩師、上司、先輩、友人、そして上にあるような有名人・文化人・アーティスト。我々は多くの人に恩を受けています。その人たちに対して、案外伝えていないのではないでしょうか。感謝の気持ち以前に、恩義を感じているということ自体も。

誰に伝えるか。どう伝えるか。こうしたことを考え、実行するのも、人生後半の大きなテーマだなぁ、とひしひし感じます。日曜の午後に考えてみるのは、ぴったりかもしれません。

さて文化人・アーティストについて言えば、直接伝えることが唯一の方法ではありません。というか、現実的には無理ですし相手にも時として迷惑。「作品」をじっくり鑑賞し、その感想や良いところをブログやSNSに記し、身近な他者に広めるのも、立派なお礼でしょう。



でも最近は、ボクがお金を使って少しでも感謝が伝わるなら、と、良かろうが悪かろうが関係なく、サポーターみたいな気分でいろいろ買っている。所有欲はもうあまりないのだけど(どっちかというと断捨離)、でも、感謝のつもりで買っている。

お金で伝わるなら安いもんだ。


こういうのも、アリですよね。

こういう話をすると、思い出されるのが詩「最後だとわかっていたなら」です。

最後だとわかっていたなら

YouTubeビデオもありますよ。





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