生前準備ニュース

流通ジャーナリストの金子哲雄さんが２日午前１時１８分、肺カルチノイドのため死去した。所属事務所のオフィス・トゥー・ワンが発表した。４１歳だった。

金子さんは今年初めから体調を崩し、自宅で療養していたが、回復はかなわなかった。

金子さんは慶応大学卒業後、サラリーマン経験を経て１９９９年から「流通ジャーナリスト」の肩書でテレビ、雑誌などで活躍。フジテレビ系「ホンマでっか！？ＴＶ」などバラエティー番組に出演するなど、明るいキャラクターと分かりやすい解説でお茶の間の人気者に。本紙でも「金子哲雄の経済自由研究」「教えて！　金子先生」「来月の価格予報」を今年８月まで連載し、好評を博していた。

なお、通夜は４日午後６時から、告別式は５日午前１０時から東京・港区の心光院（しんこういん）で営まれる。喪主は妻・金子稚子さん。

• 41歳という若さ


• 「肺カルチノイド」という病気


• テレビでの「キャラクター」と闘病のギャップ


• 生前から葬儀や墓の手配をしていたこと

自身の番組で金子さんと共演していたニッポン放送の垣花正アナウンサーが、ツイッターで、金子さんが生前に東京タワーの近くに、お墓を準備していたことを明かした。見舞った際のエピソードを記した際、「東京タワーの足元のお寺をお墓に選んだのは　東京タワーを見るたびに金子哲雄を思い出してほしいからだと話してくれました」「金子さんのことをどうぞ忘れないでください」と書き込んだ。また、関係者によると金子さんは、自宅を都内のショッピングモールの近くに構えていたが、仕事柄、すぐに価格調査できるとの理由で非常に愛着を持っていたという。

@mambon さま　こんにちは。ツイート拝読しました。お恥ずかしいお話ですが、大人として、なにかできるような人では、自分、ありませんが、とにかく申し訳なく思い、ツイートに頭を下げています。

— 金子哲雄（流通ジャーナリスト）さん (@GEKIYASUO) 9月 29, 2012