2012年11月22日

【書籍】ボクの妻と結婚してください。


終活の内容は人それぞれでしょうが、この小説は奇想天外です。



ズバリ、自分が死ぬまでに妻の再婚相手を見つけること。



内容(「BOOK」データベースより)
バラエティ番組の放送作家・三村修治は、世の中のできごとを好奇心で“楽しい”に変換してきた。余命6ヵ月を宣告されたいま、最後の企画は、自分がいなくなったあとに家族を支えてくれる人を探すことだった。「決めた。愛する人に幸せな未来を残すと決めた」AD、芸人、リサーチャーから婚活本の著者まで、信頼できる仲間たちに助けを求めながら、三村修治はひたすら走る!果たして妻の結婚相手を見つけることができるのか―。


家族など愛する人に、何を遺せるか。お金か、モノか、言葉か、行動か。これは終活の最大テーマと言ってもいいでしょうね。

この小説、映画化ないしドラマ化される可能性はかなり高いように思えます。主人公が放送作家だというのも、キャッチーですし。映像化される前に読んでおいてみてはいかがでしょうか。

追記(2013-01-08 9:25)

「日経トレンディネット」でこの本のことが紹介されました。

「笑っていいとも!」放送作家の“終活小説”が好調なスタート - ヒット研究所 - 日経トレンディネット

「“余命もの”は数多くありますが、ほとんどが“悲しい”をテーマにしたものです。今回は喜怒哀楽、すべてを盛り込んだ上で、一気読みできるくらいに薄くして、定価を抑えて届けたい、という企画意図がありました。飽きられないように、飽きられないように、と作っていたので、感想が届き始めて、9割以上の方が号泣、とにかく泣いた、と言ってくださったことに少し驚きました。人生で一番泣いた、という感想も十数人いただいて、意外ながらもとてもうれしかったです。次に来る1行を常に楽しみにしていただけるような本作りを、著者の2作目でも目指します」と鍛冶氏は話す。


泣ける小説へのニーズは根強いものがありますね。こうした反響を見ると、ますます映像化は時間の問題に思えてきます。

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