2012年11月05日

【新聞記事】納骨堂、ハイテクの時代


朝日新聞です。納骨堂を紹介する記事は間々ありますが、「ハイテク」という切り口は珍しいです。



朝日新聞デジタル:納骨堂、ハイテクの時代 スピード墓参に倉庫の技術 - 社会

遺骨の一時的な保管場所だった納骨堂で、「ハイテク化」が進んでいる。割安感にひかれて墓代わりにする人が都市部で増え、ニーズの多様化が進んでいるためだ。檀家(だんか)の減少に悩む寺院側も、これを好機と工夫を凝らす。

■5階建てビルに遺骨箱スペース7200

東京都品川区の住宅街に4日、5階建てのビルが完成した。約7200の遺骨箱を収納できる、目黒安養院の巨大納骨堂「ひかり陵苑」だ。

参拝者は受付でICカードをかざす。3階には、銀行の現金自動出入機(ATM)コーナーのように左右6基ずつ「参拝ブース」が並ぶ。指定されたブースの前に立つと、扉が自動で開く。部屋の墓石には故人の名前などが書かれ、裏側には故人の遺骨もある。受付からの所要時間は数分。

スピード墓参りを可能にしたのは、トヨタ自動車グループの豊田自動織機の技術。墓石の裏側に控えるのは、高さ約10メートルもの遺骨箱の棚。クレーンが当該者の遺骨箱を棚から取り出してベルトコンベヤーで搬送し、墓石に組み込む仕掛けだ。


以下は、会員登録すれば読むことができます。朝日新聞の回し者ではありませんが(笑)、無料で1日に3記事まで読めるので、まだの方はこの機会に登録をおすすめしますよ。

ちなみに「続きを読む」以下には、青色LEDがまがまがしい名古屋市の万松寺、それに墓地不足で納骨堂が増えている、といったことが書いてあります。

こういう施設で「モダン」「ハイテク」というのは、必ずしもほめ言葉にならないんですよね。私もそうなんですが、抵抗感や違和感のようなものを持つ人は少なくないのではないでしょうか。

ただ納骨堂は屋内施設なので、「全天候型」「清潔」というのは従来型のお墓と比べたときの大きな利点には違いありません。あと多くの施設は、交通の便が良い場所にありますね。

樹木葬や散骨もそうですが、「墓地不足」という話の流れで、こうした新しい葬法をメディアが紹介する機会はますます増えてくることでしょう。保守的な人は「変なものを煽りやがって」と反発するかもしれませんが、背に腹はかえられないですよね。

#### 当ブログでは、寄稿記事ならびにブログネタを常時募集しています ###

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字