2012年11月02日

【ネット記事】がんと向き合う ~腫瘍内科医・高野利実の診察室~


読売新聞の医療サイト「ヨミドクター」で連載されていたブログ記事です。



連載終了ということですので、この機会にご紹介しておきます。

がんと向き合う ~腫瘍内科医・高野利実の診察室~タイトル一覧 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

繰り返し説かれていたのが、治療に必死になるあまり生きることがおろそかになるようでは本末転倒ですよ、ということです。専門の医師の言葉だけに、重みがありますね。最終回から引用します。



私たちは、今ある治療を適切に使い、その恩恵を享受しつつ、治療の限界も知る必要があります。そして、「もっといい治療があったら」という幻想にすがるのではなく、「治療」とは違う部分にある、「より大切なもの」に目を向けるべきなのだと思います。そこに、「幸せ」や「希望」を見出してほしい、というのが、私がこのブログを通じて伝えたかった一番のメッセージです。

「より大切なもの」「幸せ」「希望」という抽象的な言葉では、伝わりにくいのは承知していますが、具体的にそれが何なのかは、一人ひとりで考えていただきたいところです。


当たり前ですが、「生きる意味」や「生きがい」といったものまで医師・医療が提示してくれるものではありません。各自で見いだすしかないものなのです。そしてそれは、多くが家族とのつながり、社会とのつながりの中にこそあると、私は考えます。

自分一人の中で完結する事柄では、結局「自己満足」の域を出ませんし、自分が死んでしまえば「無」に帰してしまうものですから。

昨今の「終活ブーム」も、単なる自己陶酔に終わっては虚しいだけかと思います。各人の「生きる意味」や「生きがい」とリンクしてこそ、ではないでしょうか。

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