2013年11月19日

【ブログ記事】欧米で広がる「Death Cafe」ムーブメント


日本語で「死のカフェ」と言ってしまうとコワイですが、楽しそう、というか興味深いですね。



ケーキを食べ、紅茶片手に“死”について語り合う!欧米で広がる「Death Cafe」ムーブメントとは? [イキル×テツガク] | greenz.jp グリーンズ

今回ご紹介するのは、そうした人たちによってアメリカやヨーロッパの各地で開催されている「Death Cafe」というイベントです。テレビ番組や新聞でも取り上げられるなど注目を集めつつあるこのムーブメント。一体どのようなものなのでしょうか。

「Death Cafe」はもともと、スイスの社会学者で死を研究テーマとしていたBernard Crettaz(バーナード・クレッタズ)さんによって、約10年前に始められました。コンセプトはシンプルで、カフェやレストランなどでケーキを食べたり紅茶を飲んだりしながら、カジュアルな雰囲気の中で死について語り合おうというものです。

こうしたスタイルのイベントがベルギーやフランスへと広まる中、ブームに本格的に火を付けたのが、イギリスの社会起業家Jon Underwood(ジョン・アンダーウッド、以下ジョン)さんでした。

死にまつわるモノやコトにイノベーションを起こせないかと考えていたジョンさんは、パリで「Death Cafe」が開かれたことを知ってそのコンセプトに大いに共感。ロンドンの自宅やカフェなどで数多くの「Death Cafe」を開催するようになりました。

さらに興味を持った人がだれでもホストになれるよう、自らの経験を基にして、「Death Cafe」を開催するためのガイドラインを作り、ウェブサイト上で公開したのです。


日本でも哲学カフェのようなものはあちこちで開かれていますので、そこで「死」を話題にすることは今後増えるかもしれません。あとここ数年、認知症カフェなるものができはじめていますが、認知症患者や家族以外の人を巻き込むネタとして、広く「老い」や「死」についてフランクに語れる場にする、というのもありかと。

あとはやはり、「お寺」という社会的資源があります。お坊さんがファシリテーターとなって死について人生について深い対話をする。日本人にはこれがぴったりのような気がします。

今後もこうしたムーブメントについては、国内外を問わず注目して行きたいと考えます。

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