2013年11月17日
【テレビ】NHK「あさイチ:女性の“ひとり死”」
朝から意欲的なテーマをバシバシ取り上げるこの番組ですが、月曜日の朝にこれというのは、感心します。
備えあれば憂いなし! 女性の“ひとり死”|NHK あさイチ
11月18日(月)
メインテーマ:備えあれば憂いなし! 女性の“ひとり死”
今年9月、東京都葛飾区で80歳代の女性が自宅で亡くなっているのが発見されました。死後数か月が経過、死因は病死と考えられています。こうした女性の孤独死は、この10年で2倍に増えています。国立社会保障・人口問題研究所によると、単身世帯の割合は65歳女性の半数、80歳以上では8割以上。
家族にみとられて亡くなることは、もはや恵まれたものになりつつあるのです。あさイチが独自に行ったアンケートでも、「自分は将来、ひとりで死ぬ」と考える女性が7割にものぼっています。
そんな中、書店には終末期を考える「終活本」が平積みにされ、若い世代を対象としたエンディングノートの書き方講座が毎回満員になるなど、「終活」が若い世代にも広がりつつあります。番組では、家族との死別、夫との不仲など、さまざまな理由で「ひとりで死ぬこと」を選択した女性たちを取材。女の“ポジティブひとり死”を支える新たなシステムとその裏に潜むトラブルなど、変わり始めた女性たちの死生観とその最前線をお伝えします。
私は男性ですが「変わり始めた女性たちの死生観とその最前線」なるものには興味津々です。番組の反響とあわせ、放送後に内容をレビューします!
追記(2013-11-22 2:15):
放送内容のまとめがアップされています。
男にはわからない!女のポジティブひとり死 【番組冒頭】きてるぞ!?80年代ファッション|NHK あさイチ
項目だけ列挙すると、下記のような話題が取り上げられました。「盛りだくさん」という印象ですね。
- 女性に人気!エンディングノートの書き方講座
- 家族がいても“ポジティブひとり死”を目指す
- “ポジティブひとり死”を支えるサービス
- “ポジティブひとり死”を支える医師
- 生前契約トラブル~“ポジティブひとり死”に潜む落とし穴~
「孤独死」に陰鬱なイメージがしみついていることもあり、その向こうを張って「ポジティブひとり死」という言葉を出しているのでしょう。ただ単身者のみならず夫や子のいる人についても使っていたりして、結局のところ分かりにくい言葉になっていますね。世間的には、定着しないのではないでしょうか。それでなくても、孤独死と孤立死が併存している状態ですし。
番組の視聴率が良かったかどうかは知りませんが、メールやFAXでの反響はかなりあったみたいですね。テーマがテーマだけに、紹介されたのは深刻かつおどろおどろしい内容(いわゆる「裏エンディングノート」的な)のものが多く、「これだけで番組が一つ創れるんじゃないの?」と思ったことでした。
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