2013年07月18日

【書籍】死後のプロデュース


今の日本でこのタイトルの本を書くのにいちばんふさわしい方でしょうね。



亡き流通ジャーナリスト・金子哲雄さんの妻、金子稚子さんによる著書です。金子哲雄さんの遺著でもある「僕の死に方」とセットで読まれるべきかもしれません。ちなみに「僕の死に方」の中でも、稚子さんは序文とあとがきを40ページほど書いていました。



内容紹介
夫である流通ジャーナリスト、故・金子哲雄氏は、死を目の前にして、なぜ積極的に死後の準備に取り組めたのだろうか。
合理性を重視する哲雄氏は、いま話題のエンディングノートは残していない。それは、妻・稚子氏との間で、生前からもっと濃密で現実的な「引き継ぎ」がなされていたからだった。
自分が生きてきた証を残すためでなく、自分の死後を始末するためでもない、「引き継ぎ」とは一体どういうものか。残されるものとして、パートナーとどう接していけばいいのだろうか。
死という“点"をとおして、夫婦とは、結婚とは、そして、ともに生きる意味とは何かを考える。




夫は「流通ジャーナリスト」として名を馳せましたけど、妻は生前準備ライターとして今後も活躍されるかもしれません。もともと出版関係の仕事をされている方だそうですので。

Amazonでは、「よく一緒に購入されている商品」として当然「僕の死に方」が登場しています。金子さんが亡くなったのが去年の10月。本が出たのはそれから1ヶ月半あまりあとのことでした。一周忌が近づいていますね・・・。



なお、当ブログで「金子哲雄」と検索すると20件近くの記事がヒットします。

金子哲雄 | 終活ニュース

私自身、金子さんの死にざまには大きな衝撃を受けましたし、生前準備についていろいろ考える機会をいただきました。同世代の男性として、感謝の念に堪えませんし、彼の思いをいくらかでも引き継いでいきたい、と思っているところです。

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