2013年04月13日

【ニュース】Googleが死後のデータ処理について指定できるオプションを開始


日本からはまだ使えませんが、そのうち始まることでしょう。恐らく。



Google、「何かあったとき」用の時限式ユーザーデータ消去・共有オプションを提供 - Engadget Japanese

Google が新しいアカウント管理機能「Inactive Account Manager」の提供を開始しました。Inactive Account Manager はアカウントに一定期間アクセスがなかった場合、時限式で特定のアドレスへ通知したり、オプションでメールログや写真などユーザーコンテンツの削除や共有を設定できる機能。

ユーザーがなんらかの理由で Google アカウントにアクセスできなくなったときのために、あらかじめ設定しておいたようにアカウントや個人情報を処理してくれる、いわば遺言執行のようなサービスです。


一定期間(複数の選択肢からユーザーが選択)アクセスがないと、あらかじめ指定した先に通知するか、データそのものを破棄します。それを事前に指定しておける、というわけです。Googleが遺言執行人になる、という表現は言い得て妙ですね。

従来からネット上のデータと死の関わりについては、さまざまな議論が行われ、時に印象的な事件が起こってきました。でもこれだけネットやクラウドが日常的なものとなると、個別に対処するのではなく、サービス提供者側がルールやオプションを設けるようにしないと間に合わなくなるでしょうね。他の事業者もそのうち同様のオプションを設けるようになるのではないでしょうか。

Googleには「ドライブ」という文書・データ保管サービスがあります。これがいずれエンディングノート的なものに対応するようになったとしても、私は驚かないですねぇ。

さて以下の記事では、興味深い論点が提示されています。

Googleがデジタル世界の遺言執行人に―休眠アカウント・マネージャーを発表 | TechCrunch Japan

このサービスは興味ふかい問題を提起する。ユーザーが全データを破棄するようシステムに指示したが、遺族その他の利害関係者がそのアカウントへのアクセスを要求した場合にはどうなるだろう? Googleの広報担当者によれば「利害の衝突があった場合、われわれは法律の許す範囲でユーザーの指示を優先する」ということだ。


基本は「本人の遺志」優先なんでしょうけど、現実にはそうスンナリ行かないかもしれません。

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p-4195264 at 23:06│Comments(0)TrackBack(0)ニュース記事 

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