2014年01月24日

【ニュース】熊本県が、特養ホーム「看取り室」整備への助成を検討中


興味深い取り組みです。



看取り室:熊本県、特養ホームに整備費助成検討 全国初 - 毎日新聞

熊本県は来年度から、ベッド数が30床以上の特別養護老人ホームに対し、入居者が家族に見守られながら穏やかに最期を迎えられる「看取(みと)り室」の整備費を助成することを検討している。県によると、実現すれば全国初の取り組みになるという。

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県によると、県内の特養ホームの中には、最期を迎える入居者に家族と一緒に過ごしてもらうため「家族ルーム」「静養室」などの名称の看取り室を整備した施設もあるが、多くの施設で整備が進んでいない。相部屋で生活している入居者は他の入居者に気を遣わなければならず、個室でもスペースが狭いなどの理由から家族による看取りが難しいのが現状だ。

県高齢者支援課は「入居者が最期に家族と接しながら看取られる空間を提供できるよう施設を支援していきたい」と話している。


すでに「家族ルーム」「静養室」などの名目で設置しているところはあるそうです。それをいわば「標準装備」に近づけよう、ということみたいですね。

特養ホームに限らず、介護施設・高齢者施設は今後、看取りの場としての役割をますます期待されるようになると見られます。県が助成すること、看取り室が整備されることに家族による看取りが進むのかどうか、注目ですね。

素人考えでは、死が近いからと言って普段の居室から「家族ルーム」「静養室」といった場所へ移されるのは、当人も家族も惨めな気持ちになったりしないのかな、と思います。周囲の入居者に気兼ねしながらというのよりは、メリットが多いんですかね。

なお、施設では看取りと並んで葬儀やお墓の問題にもますます関わらざるを得なくなってくることでしょう。その種の話題も、今後積極的に取り上げていきたいと思っています。

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