2016年04月28日

【書籍】喪失とともに生きる ~対話する死生学~


タイトルを目にしただけで、心が揺さぶられるという人、多いのではないでしょうか(私もそうです)。


「『サヨナラ』ダケガジンセイダ」という訳詞(というか超訳詩)がありますが、人間誰しも生きていれば死による別れを経験することになります。祖父母や親との別れ、友人や仕事仲間との別れ、人によっては配偶者や子との別れ。あと今後は、親しんだ有名人との別れやSNS上での友人知人との別れも、我らの人生に深く影響するようになってくると考えられます。

「喪失を抱えながらどう生きるか」は、長寿化する世界にあって誰もが避けて通れないテーマとなるはずです。同時に、人生を深めてくれるもの、豊かにしてくれるものとして真正面から向き合うべきテーマでもあります。現に喪失に苦しんでいる人からは「何言ってんだ、お前」と思われるかもしれませんが。


人生は喪失に満ち、喪失とその悲哀とともに、どのように生きるかを問われている。たとえ喪失が引き起こす当面の危機を乗り越えたとしても、私たちはその喪失を抱えて生きていかねばならない。

あらゆる悲しみは、それを物語にするか、物語ることで、耐えられるものになる―喪失の現場から語られる七つの物語と、それに言葉を与える研究者たちが、ともに希望へと糸を紡ぐ。
こういう本を出してくれた執筆者の皆さん、出版社さんに感謝です。

私は、この本の表紙絵を見た時にすぐ、2009年出版の「どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学」を思い出しました。こちらもかなりの良著でしたので、未読の人はぜひ併せて購入するべきです!アマゾンのレビューは3件と少ないですが、みんな星を5つつけています。


なお「どう生き どう死ぬか」は弓箭書院、今回の「喪失とともに生きる」はポラーノ出版が版元ですが、ホームページで見ると名称変更があったようで二冊は同じ出版社で間違いありません。 (サイトのドメイン名は"kyusenshoin"のままですね。) ポラーノ出版

p-4195264 at 01:34│Comments(0)TrackBack(0)

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