2016年03月10日

【書籍】これからの死に方


17日発売です。


副題は「葬送はどこまで自由か」。著者は、社会学者で生命倫理学者。

ここまでで多くの人にはピンとくるでしょう。「葬送の自由」に懐疑的な立場から書かれた本のようです。否定的とまでは行かないかもしれませんが、無際限な自由にはどこかでストップを掛けねばならない!というのが著者の立場でしょう。

(ただし平凡社新書にはこれまでも「遺品整理士という仕事」「終活難民」「家訓から見えるこの国の姿」といった本を出していて、自分としては注目のレーベルです。だからこそ、本書に期待する気持ちがかなりあるわけですが。)

内容紹介
現代社会の急激な変化とともに、多様化する死のあり方。過度の延命措置はしないでほしい、墓や葬式は必要ない、散骨してほしい、火葬以外の方法で葬ってほしい……など、死に方、死後の送られ方を選ぶ自由を求める声が広がっている。だがその自由は、「自己決定」の名のもとで無制限に認められるものだろうか。 生命倫理の専門家が問う死をめぐる自由の範囲と制約の条件。
私自身は、はっきりと「自己決定論者」を自認しています。なのでこの本を読むのは、自説を補強するというよりは、異なった意見に触れて自分の考え方を研ぎすますため。もしかすると、読み進めるのが不快すぎて、途中で本自体を投げ出してしまうかもしれませんけど(笑)。

過去にはひろさちやの「終活なんておやめなさい」がそうでした。生前準備や自己決定の意義を認めた上で、具体的に「では、どうする?」ということなら議論のしがいもあるというものです。でもそういうのを「無駄だ」「無意味だ」「小賢しい」と言って切り捨てられると、取り付く島もありません。

自分の死に方について考え、自己決定するのは、現代の日本社会(とりわけ都市圏)で暮らす人にとって「務め」「たしなみ」だと感じています。義務というほど強いものではありませんが、自分を

個人的には、橳島氏と「葬式は要らない」「0葬」の島田裕巳に対論してもらうと、対立の構図というか論点が明らかになっていいんじゃないかと思います。




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