2016年03月05日

【ニュース】全日本仏教会がアマゾンに「お坊さん便」中止を要請


かねてから「猛反発」と表されていましたが、具体的な行動に出てきましたね(昨年末の段階で「談話」発表済み)。

アマゾン「お坊さん便」、仏教会が中止求める : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
インターネット通販大手「アマゾン・ジャパン」(東京都目黒区)のサイトで、法事に僧侶を手配するサービス「お坊さん便」が扱われていることについて、仏教の主要宗派が加盟する全日本仏教会(東京都港区)は4日、同社に販売を中止するよう要請文を送付した。

仏教会はホームページで要請文「販売中止のお願い」(PDF)を公開しています。以下、引用します。
このように僧侶の宗教行為を定額の商品として販売することに大いなる疑問を感じるものであります。およそ世界の宗教事情に鑑みても、宗教行為を商品として販売することを許している国はないのではないでしょうか。

そもそも、私どもは「お布施」を定額表示することに一貫して反対してきました。それは、「お布施」は僧侶の宗教行為に対する対価ではないからであり、定額にすることによって「お布施」本来の宗教性を損なうからであります。同じように「戒名」「法名」も商品ではないのです。
当面は、アマゾンがどう対応するかに注目が集まります。ただ恐らく、販売を中止するということはないでしょう。その場合、仏教会はどうするんでしょうね。登録している僧侶に対して、何らかの制裁・処分をするんでしょうか。

そもそもこうしたサービスが登場してくる背景には、都市部に住む普通の家庭は、葬式や法事など供養以外に寺とのつながりが全くない、ということがあります。アマゾンを使ってでもお坊さんを呼ぼうとしてくれる家はまだ良い方で、10年先20年先を見通すと「坊主抜きの供養」のほうがむしろ当たり前になっているのではないでしょうか。仏教会も当然危機感を持っているのでしょうが、こうした対応はむしろ世間の仏教嫌いを加速させるような気がしてなりません。

なお、つい先週のことですが「みんれび」の副社長がlivedoorニュースのインタビューに応じています。多くの一般人は、仏教会よりもこちらの方に共感するところが多いのではないでしょうか。

「お坊さんも困ってる」Amazonお坊さん便の仕掛人が語る″ネットで僧侶″の必要性 - 土屋礼央の「じっくり聞くと」(第1回) - ライブドアニュース
大事なのは、時代が変わっていって、いまお客様が困っている状況が一番の問題だということ。お坊さんとのお付き合いがないけれど、なんとか故人を供養したいと思っているということです。なおかつお坊さん側も新しいお客様との接点が持てなくて困っているという状況があるので、まずは、そこを解決していきたい。

人の価値観や時代の状況は変わってきていますから、そのニーズに合わせて順応していくというのは必要なことですし、我々としては時代に求められるようなサービスを提供することを目的としてやっています。


p-4195264 at 17:41│Comments(0)TrackBack(0)ニュース記事 

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