2015年09月13日

【ニュース】米・カリフォルニア州で「死ぬ権利」法案が可決


知事が署名するかどうかわからないため、まだ「法案成立→発効」の見通しは立っていないようです。


「死ぬ権利」法案が可決 米カリフォルニア州 - 産経ニュース
米西部カリフォルニア州の議会は、安楽死や尊厳死をめぐる「死ぬ権利」法案を賛成多数で可決した。AP通信などが報じた。ブラウン州知事が法案に署名すれば発効するが、キリスト教の神学校に通っていた同知事は、署名の可否について明らかにしていない。

・・・

州下院では賛成43、反対34で、州上院でも賛成23、反対14で可決した。

カリフォルニア州で法案が発効されれば、モンタナ州、オレゴン州、ワシントン州、バーモント州、ニューメキシコ州に続いて6番目となる。
議論の直接のきっかけになったのは、同州在住でありながら希望が認められず、オレゴン州で安楽死を遂げたブリタニー・メイナードさんのこと。去年の10月から11月に掛けて、米国のみならず世界的な話題になりました。あれからまだ、1年経っていないのですね。
この件は今のところ、ハフィントン・ポスト、TBSニュースが伝えています。後者は安楽死の条件についても伝えています(ページはすぐに削除されるもよう)。

「カリフォルニア州議会、“安楽死”合法化法案可決」 News i - TBSの動画ニュースサイト
薬を入手することができるのは18歳以上で、2人の医師から余命半年以内と診断されていることや、自らの意志で安楽死を選択する能力があること、2人の立会人のもと、書面を作成し、医師に提出することなどが求められます。
  • 死期が迫っていること
  • 複数の医師が関与すること
  • 親族の同意
  • 書面による意思表示
といった点は、日本で安楽死を認める際にも、必ず条件になってくると考えられます。

ひとまず速報にて。日本の内外での反響・議論など、今後も徹底的にフォローしていきます。もとより私は、安楽死制度推進派です。将来自分が安楽死を望むこともあり得ると思っているので、それまでに制度の実現や定着を少しでも進めておきたいのです。 


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