2015年08月24日

【ニュース】終末期医療の相談支援チーム整備事業を来年度から実施


今のところ伝えているのは共同通信だけのようですが、かなり大きな動きです。


昨年度からモデル事業がスタートしているようなので、詳しい人は「あ、あれのことね」とすぐピンと来るのかもしれませんけど。
厚生労働省は23日、治療によって回復の見込みがなく死期が迫った場合に、患者・家族の不安や悩みを聞き、みとりを含む終末期医療の選択肢など必要な情報を提供する相談支援チームの整備事業を、来年度から全都道府県で実施する方針を固めた。

・・・

支援チームは全国200カ所程度の医療機関に置く方向で検討中だ。相談員には終末期医療の専門的研修を受けた医師・看護師のほか、在宅療養に向けた助言など生活面を支える医療ソーシャルワーカーらを想定する。

①病院や自宅など、どこで最期を迎えたいか②人工呼吸器装着や蘇生措置を行うか③胃ろうなど栄養補給や痛みを緩和するための投薬を行うか―などを患者と話し合い、情報不足に陥りがちな患者・家族の不安を取り除き、希望がかなうよう調整する。意思表示ができなくなった場合に備え、事前指示書の作成も促す。
アンケートなどで尋ねると、終末期になったら延命治療を望まないという人が8割から9割を占めます。他方で、そのことを文書化している人は1割にも満たないというのが現実です。

文書にする人を増やすというのも一つのアプローチですが、この事業のようにトレーニングを受けた専門家が意思決定を支援するというのもあっていいでしょうね。うまく回れば、「医療費の節約」と「患者・家族の満足度向上」を同時に実現できるかもしれません。

さらに希望を言えば、相談の現場で見えてきたことをテキストやガイドブックのようなものにまとめてもらいたいですね。一般の人たちが「知っておくべきこと」「考えておくべきこと」を広く共有できれば、この相談事業自体の効率が上がり、より質の高い対話が実現するのではないでしょうか。

ともあれ、多くの人の知恵を結集し、より良い制度として育てていってもらいたいものです。


p-4195264 at 18:28│Comments(0)TrackBack(0)ニュース記事 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字