2015年07月30日

【書籍】「お迎え」されて人は逝く: 終末期医療と看取りのいま


8月3日発売予定です。


アマゾンの書籍紹介ページにはまだ画像が上がっていませんが、版元であるポプラ社のページには刊行予定書のコーナーでバッチリ紹介されています。

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亡き母が手を握ってくれた」「夫の愛用車でドライブに行った」─ 幻覚・せん妄としてこれまで治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。質の高い緩和ケアを掲げ、これまで2500人以上を看取ってきた医師が問いかける、望ましい死、人生とは。

医療者の間では数年前からお迎え現象への注目度が高まっているようですが、一般向けの書籍でお迎えを大きく取り上げた書籍は初めてではないでしょうか。それも、医師の書いたものとしては。

数年前から、現役医師が「死後の生」や「生まれ変わり」について書いた本が出て、ベストセラーになったりしています。「人は死なない」「プルーフ・オブ・ヘブン」など。この本はそうしたものとは別ですが、いずれにしろ「キワモノ」扱いされる可能性は皆無だと思います。

日本人の死への見方、向き合い方がここ10年足らずで随分変わったような気がします。東日本大震災は大きなきっかけとなったかもしれませんが、振り返れば「千の風になって」がロングヒットしたあたりから潮目が変わり始めていたのかもしれません。

お迎えは死にゆく当人が経験するものですが、その周囲の人も虫の知らせや心霊現象を経験することが少なくありません。それが現実に「ある」のか「ない」のか議論するのもいいでしょうが、そのことをしっかり受け止めて死や生を深く体験するのに活かすほうが建設的かと思います。またそういう不思議なことが起こり得るんだと構えていると、現にそうした現象が起こる率も高まるのではないでしょうか。

この本を多くの人が読み、「望ましい死、人生」についての語りが深まることを希望します。



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