2014年05月31日

【ニュース】日本救急医学会など3学会が、「救急・集中治療における終末期に関する提言(ガイドライン)」案を策定


現在パブリックコメントを募集中です。6月末まで。



日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本循環器学会の3学会は共同で、患者や家族の意思表示の確認が難しい救急や集中治療における終末期医療のガイドライン案をまとめ、パブリックコメントの募集を開始した。各学会のホームページに掲載されており、募集期間は6月30日まで。

日本救急医学会のホームページへのリンクを張っておきます。

この度、私ども3学会(日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本循環器学会)は共同で「救急・集中治療における終末期に関する提言(ガイドライン)」を作成しています。現在までにそれぞれの学会の担当委員会で議論を行い、合同の委員会を開催しつつ案を作成して参りました。3学会の社員(評議員)からはすでに様々な御意見を頂き、現時点で別添【1】救急・集中治療における終末期に関する提言(ガイドライン)(2014.4.29案)の案が作成された次第です。


ポイントとしては、上記記事によれば次の通りです。

考え方の流れとしては、患者の意思に沿った選択を尊重するのが原則で、患者の意思が不明な場合には家族の思いに配慮した「患者にとって最善と考えられる選択」を優先するのが望ましいとし、医療者に判断が委ねられる場合には、主治医を含む複数の医師と看護師らからなる医療チームの総意であることが重要と記載された。

これが最終的にまとまったあかつきには、医療現場における基本原則として定着することが期待されます。数年おきなどの間隔で見直しがなされるべきことはもちろんですが。

またこうした内容をわかりやすくかみくだいて一般市民にも伝えてもらえば、「意思表示しておこう」「家族と話し合っておこう」という人も増えるのではないでしょうか。備えをする人や家族が増えれば、医療者の負担は軽減され、仕事がしやすくなるはずです。

国会でいわゆる「尊厳死法案」がどのようになるかはまだわかりません。けれど、上記のプロセスが円滑に機能するようになれば、実務上は法律があろうがなかろうが大して変わらない、という風になりそうです。ガイドラインの正式発表、心待ちにしています。


p-4195264 at 02:26│Comments(0)TrackBack(0)ニュース記事 

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