2014年03月05日

【プレスリリース】死後、ライフログが消去される「ネット終活サービス」


インターネット時代における「遺言」を再定義した新しいウェブサービス、とのことです。



サービス名は「ラストメッセージ」。
シリアルアントレプレナーの北村勝利が、ネット時代の「遺言」の再定義に挑戦。 
自分の死後、ライフログが消去される「ネット終活サービス」を提供。 

株式会社 kitamura(本社:東京都港区、代表者・北村勝利)は、インターネット時代における「遺言」を再定義した新しいウェブサービス「ラストメッセージ」を3月4日に開始いたします。

これは、自分の死後、パソコンやスマートフォンからの個人情報の流出や、残ったデータが引き起こす2次3次被害を防ぐため、事前にプライバシー消去の準備が行える無料のサービスです。

また、家族への伝言システムとして「エンディングノート」の役割も果たします。 

登録すると、毎週生存確認メールが送られてくるとのこと。反応が一定期間なかったとき、事前に決めた第三者(バディ)が安否を確認。死亡が確認されたら、同社がバディにファイルのロック解除情報を渡す、という仕組みです。ここまでのサービスは、無料。

last_message
主としてパソコンやスマートフォン、クラウド上のサービスにあるデータの消去を目的としたサービスですが、家族へのメッセージなどをファイルにして保管しておくことで、エンディングノートとしての活用も可能、とのことです。

サービスの仕組みの複雑さ、そして一定のITリテラシーが想定されていることから考えて、お年寄り向けというよりは中年以下の世代向けかな、という気がします。実際に同社も「想定利用層は45歳から65歳」としています。

類似の「遺言」サービス的なものはこれまでいくつか出てきましたが、イマイチ浸透していない気がします。まずサービスの存在をどうやって知ってもらうか、というところに壁がありますし、サービスが長く存続するのかという信頼性の問題もあります。後者がネックになって利用が進まず、結局マイナーなままというのがこれまでの経過かと。今回の「ラストメッセージ」は、大きく広まりますかどうか。

今後もオプションが追加される予定だそうですので、機会があればまた記事にしたいと思います。


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