2014年02月25日

【新聞記事】尊厳死法制化、是か非か


中日新聞の記事です。


タイトルは「是か非か」となっていますが、反対論に軸足を置いた記事となっています。


尊厳死の法制化には反対意見も多い。影響を懸念している難病患者や身体障害者、その家族らは「医師が恣意(しい)的に医療行為を中断できるようになり、患者の生きる権利が奪われてしまう」と批判する。

・・・

ALSだった母親を12年間介護した川口さんが危惧するのは、「本当に本人の意思が反映されるのか」という点だ。健康時にリビングウイルと呼ばれる「尊厳死の宣誓書」を書いた人も、病気になれば気が変わるかもしれない。法案では「いつでも撤回できる」と規定するが、そう簡単な話ではないという。

「治療費もかかるし、介護も大変。本人が尊厳死の意思を示していれば、周りはその方向で動く。『やっぱり生きたい』と言いにくくなり、患者の思いは踏みにじられるかもしれない」

法案が定義する終末期も「あいまいだ」との批判がある。都内などで在宅医療を手掛ける佐々木淳医師は「終末期をはっきりと線引きできないし、患者の意思によっても変わる。法律ではなく求められるのは、医師と患者の緊密なコミュニケーションだ。法律ができると、『従っておけ』となり、患者は不満足な最期を迎えてしまう」と話す。

欧州各国では法制化が進む。立命館大の立岩真也教授(社会学)は「欧州ではどんどんエスカレートする流れになっている。日本も法制化をきっかけに、同じように進む可能性を否定できない」と主張する。
このあとも「これでもか」と反対論・懐疑論を列挙。「議論をつくせ」と言いますが、こういう人たちとは100年議論しても歩み寄れない気がします。一般人の感覚から見ると。

他の問題では世論調査を持ち出してくることが多いのですが、さすがにこの点では分が悪いので、「世論は・・・」という言及は一切ありませんね。

日本の場合、「リベラル」を自称・自認する人たちがこうした件に関して消極的なのが特徴的。教会など宗教界が「抵抗勢力」の中心になることの多い欧米とは、その辺が違います(どちらがいいとか正しいと言うことではありませんが)。日本で目立つのは、難病や障害者の団体、弁護士、そして倫理学者あたりでしょうか。

毎日新聞も、反対論を大きく取り上げた記事を出しています。


安倍政権、自民党政権の下でこうした法律案が出てくることに「恐怖」を感じる人たちの反対キャンペーン、これから高まるのかもしれません。



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